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一等無人航空機操縦士②〜講習修了審査(机上試験・実技試験)

学科試験を終え、いよいよ一等無人航空機操縦士の講習と修了審査です。

二等でも十分に難しいと感じましたが、一等はより奥深い難しさでした。

今回のブログでは、一等無人航空機操縦士を目指して飛行訓練を行い、実際に修了審査を受けた所感を中心に書いてみたいと思います。


「安全」がすべての基準になる

飛行訓練が始まって最初に感じたのは、

一等では「安全」という考え方が、すべての審査項目に一貫して貫かれている、

ということでした。

二等でも、安全運航の重要性は繰り返し学びました。

しかし一等では、操縦技術だけでなく、飛行前点検、飛行計画、飛行後点検、事故・インシデント発生時の対応まで、「安全を確実に実践できる操縦者」であるかどうかが評価されます。

つまり、一等の修了審査は、高度な操縦技術を有することはもちろん、「安全に業務を遂行できる操縦者」であることを確認する試験なのです。


GPSに頼らない飛行

二等では基本的な操縦技術が求められました。

しかも、GPSを利用した環境で飛行することができます。

一等では、GNSS(GPS)やビジョンセンサーによる位置保持機能を使用しない状態で飛行します。

機体を決められた位置に正確に停止させ、高度や機首方向を維持しながら、一連の飛行を減点されることなく終えなければなりません。

最初は思うように機体をコントロールできませんでした。少しのスティック操作で位置がずれてしまいます。

講師からは、

「そこまでは良かった。」

「今の操作は減点。」

「もう少し丁寧に。

「それは危険行為で一発アウト。」

そんな言葉を何度もいただきました。

自分ではうまく飛ばせているつもりでも、採点基準で見ると減点対象になる場面が少なくありませんでした。


「だいたい」は通用しない

強く印象に残っているのは、

「正確さ」

です。

停止位置、高度、機首の向き、飛行速度。

一等では、

「だいたいこの辺」

では済まされません。

一つひとつの操作を、毎回同じ精度で再現することが求められます。

飛行練習を繰り返していると、最初は意識していたスティック操作が、少しずつ無意識でもできるようになってきます。

スポーツや楽器の練習と同じように、頭で理解するだけでは身につきません。

身体が自然に反応できるようになるまで繰り返すこと。

その積み重ねが、安全な飛行につながることを実感しました。


修了審査

十分な訓練を終えると、いよいよ修了審査です。

(※内容はスクールにより若干異なります。)

✅ 机上試験:模擬飛行計画・法令等(25点)

✅ 口述①:飛行前点検(10点)

✅ 実技:スクエア飛行・ピルエットホバリング・緊急着陸を伴う8の字飛行

✅ 口述②:飛行後点検・飛行記録作成(15点)

✅ 口述③事故・インシデント発生時の対応(10点)

採点方式は減点式。

100点満点中80点以上で合格です。

机上試験は学科試験の知識が身についていれば概ね対応できる内容でした。

むしろ重要なのは、その後の実技や口述試験です。


「次の操作」に集中する

各項目毎に細かく採点ポイントが決められており、一つの漏れによる減点は大きく、漏れが重なるとすぐに不合格になります。

減点方式の試験では、一つミスをすると焦ります。さらにミスが重なると、頭の中が真っ白になってしまいます。

私は、

「今のことは忘れて、次の操作に集中しよう。」

と何度も自分に言い聞かせながら飛行しました。

口述試験は、飛行前点検、飛行後点検、事故・インシデントの定義や対応について問われます。

試験の準備段階では、一つひとつの意味を理解しながら、漏れなく答えられるよう繰り返し確認しました。

飛行実技では、コースを少しでも外れると、試験補助員の旗がサッと上がります。

その瞬間、

「しまった、、、減点されたかもしれない。」

そんな不安が頭をよぎります。

終始、緊張感のある試験でした。


修了審査を終えて

修了審査は無事合格。点数は公表されないため分かりませんが、恐らく大きな減点ポイントはなかったように思います。

これで指定試験機関で実施される実地試験は免除となりました。

嬉しかったのはもちろんですが、それ以上に、難しい環境下でも安全に飛ばすための基本技術を身につけられたことに、大きな充実感がありました。

一等無人航空機操縦士は、単に難しいライセンスではありません。

操縦技術。

安全管理。

法令理解。

それらすべてについて、高いレベルが求められる国家ライセンスです。

建築・不動産分野でドローンを活用していくうえでも、一連の講習で学んだ考え方は、今後の業務に必ず役立つと感じています。


次回はいよいよ技能証明交付へ

学科試験、講習修了審査を終え、

「これで一等技能証明取得まであと一歩。」

当初はそう思っていました。

しかし実際には、その先に思わぬ壁が待っていました。

技能証明交付のための行政手続きです。

登録免許税の納付。

技能証明交付申請。

そして、私自身の思い込みや確認不足。

試験とはまた違う意味で、多くのことを学ぶ経験になりました。

次回のブログでは、「技能証明交付編」として、その一連の体験を書いてみたいと思います。


参考動画

下記はYoutubeで見つけた修了審査の一連の流れです。各スクールによって、若干異なる点もありますが、全体的なイメージを掴むことができると思います。自分の記憶・記録のためにもアップしておきます。


◇弊社事業とドローンについて◇

弊社の建築事業・不動産事業においても、ドローンが活躍する場面が増えてきています。建築現場や所有不動産を空撮するところからはじまり、今後は建物の点検や測量への活用などの可能性の模索。将来を見据え、弊社事業とドローンのシナジーを深堀りするためにも、ドローン資格取得にチャレンジすることにしました。ドローンを建築・不動産の現場で安全かつ実践的に活用し、お客様への新たな価値提供につなげていきたいと考えています。

なお、ドローンの技術進歩や法的整備のスピードはとても早いため、ドローン最新事情は常に他の有用なサイトや動画などを参照されることを推奨します。


 

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