「炎のランナー」(1981年 イギリス映画)

★あらすじ

走ることによって栄光を勝ち取り、真のイギリス人になろうとするユダヤ人のハロルド・エーブラムス。神のために走るスコットランド人牧師エリック・リデル。エーブラムスが入学するケンブリッジ大学。そして、リデルが伝道活動をするスコットランドのエディンバラ。映画の舞台は1919年から始まり、1924年のパリ・オリンピックへ。2人の人生が重なり合っていく。

★思い

当時映画「ブレードランナー」の音楽も担当していたヴァンゲリス。”ブレラン” にも興味があった10代の私は、その美しいメロディに惹かれて映画を観たものの、よく理解できませんでした。若かりし私は、映画の途中で寝落ちしてしまったように思います。。。

そして時が経ち、4回目の「炎のランナー」鑑賞。

心に残る映画は、時間を重ねながら何度も鑑賞を重ねていくと、その都度印象や感じ方が違い、とても新鮮です。

特に昨年は、エーブラムス選手のコーチ役だったサー・イアン・ホルム氏が6月に88歳で逝去。その後、エーブラムス選手役を演じたベン・クロス氏が同年8月に72歳で逝去。そんな訃報もあり、今回の「炎のランナー」鑑賞は何か特別な感情が湧き出てきます。

映画が出来てから40年。

100mに見る自身の存在。

10代の自分には難しすぎたテーマ。

そして、私の人生も半世紀が過ぎたところでの「炎のランナー」鑑賞。各々の思いと使命で100mを走るエーブラムスとリデルのことが少し分かるような気がします。

そして、もっと知りたい。

だからまた数年後、「炎のランナー」に戻ってみたいと思います。

ヴァンゲリスつながりで、、、久々に”ブレラン”も観たくなってきました。