熊本地震をきっかけに、防災について改めて学ぶ
このたびの熊本県を震源とする地震により、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、今なお復旧・復興に尽力されている自治体、消防、警察、自衛隊、医療関係者、ボランティアなど、多くの皆様に深く敬意を表します。
一日も早く熊本が復旧・復興し、皆様が安心した日常を取り戻されることを心よりお祈り申し上げます。
以前から気になっていた講座
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)が実施している「ドローン防災スペシャリスト教育」は、以前から受講してみたいと思っていました。
JUIDAは、日本におけるドローンの安全運航や人材育成、産業振興を推進している団体です。国家資格制度が始まる以前から、安全教育や操縦者教育に取り組み、現在も様々な専門講座を実施しています。
しかし、「時間ができたら受講しよう」と思いながら、つい後回しになっていました。
熊本地震が背中を押した
そのような中、7月28日に熊本県で最大震度7の地震が発生しました。
建物の倒壊や道路の被害、さらには商業施設での爆発など、連日報じられる被災地の状況を目にし、災害時に本当に役立つドローン操縦者であるためには、操縦技術だけでなく、防災についても学び続けなければならないという思いを、一層強くしました。
災害現場では、飛行技術だけでなく、関係機関との連携や法令・運用ルールへの理解があってこそ、ドローンは初めて社会の役に立つことができます。
以前から受講したいと思っていた講座でしたが、熊本地震をきっかけに、「いつか」ではなく「今」学ぶべきだと考え、申し込みました。
「飛ばす技術」ではなく「災害時の活用」を学ぶ
今回受講した「ドローン防災スペシャリスト教育」は、実技講習ではありません。eラーニング形式で、防災に関する知識を体系的に学ぶ教育です。
講座では、
・地震などの災害発生時における国や地方自治体の対応
・消防・警察・自衛隊など関係機関の役割と連携
・災害時に関係する法律や条例
・災害現場でドローンを飛行させる際の規制や注意点
・安全に運用するための基本的な考え方
などを学びました。
一等無人航空機操縦士の講習では、安全運航や操縦技術について深く学びました。
一方、今回の「ドローン防災スペシャリスト教育」で学んだのは、
「災害時にドローンをどのように社会の中で活用するか」
という視点です。
災害現場では、ドローンを操縦できるだけでは十分ではありません。
法律や運用ルールを理解し、消防や警察、自衛隊、自治体など多くの関係機関と連携しながら、安全かつ適切に運用してこそ、その力を発揮することができます。
今回の教育を通じて、操縦技術と防災の知識は、どちらが欠けても本当に役立つドローン活用にはつながらないということを、より強く確信しました。
次は実技にも挑戦したい
今回の受講は、防災に関する知識を学ぶ第一歩でした。
JUIDAがそのサイトで紹介していた横浜ドローンアイティー・スクールでは、災害時を想定した屋外実技講習も実施しているようです。
講習では、
・避難所への誘導
・スピーカーを活用した情報伝達
・マイナス高度での安全飛行
など、より実践的な内容を学ぶことができるとのこと。
今回はスケジュールの都合で受講できませんでしたが、将来的にはぜひ受講し、知識だけでなく実践力も身につけたいと考えています。
おわりに
災害は、起きないことが何よりです。
しかし、もし起きてしまった時のために、平時から学び、備えておくことには大きな意味があります。
今回の熊本地震は、私に「いつか学ぼう」ではなく、「今、学ぼう」という行動を起こさせてくれました。
今回修了した「ドローン防災スペシャリスト教育」はゴールではありません。
防災について学ぶための第一歩です。
これからも操縦技術だけでなく、防災や安全運用について学び続け、社会に少しでも貢献できるドローン操縦者を目指していきたいと思います。
最後になりますが、改めて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そして、熊本の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
(あとがき)
ドローンは「飛ばすこと」が目的ではありません。
空撮や点検だけでなく、災害時には被害状況の把握や情報収集など、人の命や地域を支える重要な役割を担う可能性があります。
今回の教育を通じて、「操縦技術」と「防災の知識」は、車の両輪として共に磨いていくべきものだと強く感じました。
これからも、一つひとつ学びを積み重ねながら、社会に役立つドローン活用を目指していきたいと思います。
◇弊社事業とドローンについて◇
弊社の建築事業・不動産事業においても、ドローンが活躍する場面が増えてきています。建築現場や所有不動産を空撮するところからはじまり、今後は建物の点検や測量への活用などの可能性の模索。将来を見据え、弊社事業とドローンのシナジーを深堀りするためにも、ドローン資格取得にチャレンジすることにしました。ドローンを建築・不動産の現場で安全かつ実践的に活用し、お客様への新たな価値提供につなげていきたいと考えています。
なお、ドローンの技術進歩や法的整備のスピードはとても早いため、ドローン最新事情は常に他の有用なサイトや動画などを参照されることを推奨します。
