全国通訳案内士試験(2回目挑戦)㉑ ~ 筆記試験の自己採点と出題傾向

昨日、2026年度全国通訳案内士試験を受験してきました。「英語」「日本地理」「日本歴史」は免除なので、「産業・経済・政治及び文化に関する一般常識」「通訳案内の実務」の2科目。

自己採点の結果は、

一般常識:40点/50点満点(合格ライン30点)⇒ 合格見込み

通訳案内の実務:32点/50点満点(合格ライン30点)⇒ ギリギリ合格か?

受験科目について、ざっと所感を書いてみます。


【産業・経済・政治及び文化に関する一般常識】

範囲が広く、最新の時事問題まで問われることもあるため、対策が立てづらい科目です。

ただし、日頃から世の中の出来事に関心を持って新聞を読んだり、テレビやネットでニュースをチェックしている人にとっては、いわゆる「常識」や「雑学」で答えられる問題も結構出題されます。

2026年度は例年とは異なる傾向が見られました。

2025年度は、2023年やそれ以前の出来事やデータを問う問題も目立っていました。

しかし、2026年度は、2024年(一昨年)ではなく、2025年(昨年)のデータや時事を問う問題がかなり多かった印象です。

例えば、

・2025年の訪日外国人旅行の状況
・2025年の日本人国内旅行消費額
・2025年の米価格高騰
・2025年のノーベル賞受賞者、坂口教授と北川教授
・2025年、第75代横綱への昇進が正式決定した大の里
・2025年の国内総生産(GDP)速報値
・2025年に認定された「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」
・2026年に閣議決定された「観光立国推進基本計画(第5次)」

などです。

こうして並べてみると、かなり「新しい」。

時間の流れそのものが年々速くなり、一昨年のデータや時事知識ですら、すでに古くなりつつあります。

今回の問題を解きながら、

「とにかく最新の流れを追いかけておいてください」

という観光庁からのメッセージが聞こえてくるような感覚がありました。

つまり今後は、過去のデータや参考書で覚えた知識だけではなく、日頃から世の中の動きを、本質的なところまで追うことができているかが、一般常識科目の合否を分ける重要な決め手になっていきそうです。

2026年度の試験からは、そのような流れが垣間見えました。


「通訳案内の実務」

・全18問中10問が、選択肢6個以上の問題(昨年は6問、一昨年は2問)
・〇×などの組み合わせから正しい選択肢を選ぶ問題が6問(昨年は3問)

このため、例年より明らかに問題の処理量が増えていました。

試験時間が半分を過ぎた時点でも、まだ問題数の半分まで到達しておらず、かなり焦りました。時間も残り少なくなり、後半は一部を読み飛ばしながら進めざるを得ませんでした。

一方で、個々の設問で問われている内容自体は、全体としては基本レベルだったと思います。

過去5年分について、単に正解を覚えるのではなく、

「なぜ正解なのか」
「なぜこの選択肢なのか」
「なぜ他の選択肢は不正解なのか」

を理論的・具体的に理解しながら勉強していれば、十分に合格点へ到達できる内容だったと思います。

自己採点では、現時点で32点。ギリギリ合格予想です。

ただし、各スクールが出している解答速報を見ると、問1については見解が分かれています。

選択肢④を正解とするスクールもあれば、正解となり得る選択肢が複数あるため「不適切問題ではないか」とするスクールもあります。

私は、

「通訳案内研修の受講義務を怠っても資格を取り消されることはないが、登録した都道府県より注意喚起が行われる」

という選択肢④を読んだ瞬間、

「取り消されることはない、、、わけないやん」
「注意喚起、、、で済むわけないやん」

という感覚で④を選びました。

他の選択肢もかなり迷いましたが、ここは最後は感覚でエイヤーと選んだのが、結果的には功を奏した形です。

正直、高得点で余裕を持って合格するつもりで試験に臨みました。

ところが蓋を開けてみれば、本当にギリギリ。

原因は知識不足というより、増えた問題の処理量に対する時間配分を間違えたことだったと思います。

まさに、

1問による運命の分かれ道。
1問を笑うものは1問に泣く。
1問の大切さ。

を痛感する試験になりました。

もちろん、まだ安心はできません。

スクールの解答速報が修正されたり、自分がマークを記入し間違えていたりすれば、不合格となる可能性もあります。

最終的には9月25日の発表を待つしかありません。

ただ、ここで立ち止まるわけにはいきません。

一次試験は合格したつもりで、二次試験の勉強に進みます。


【2026年8月31日 追記】

JNTOより公式解答が公表され、「通訳案内の実務」問1の正答は「4」と発表されました。

現時点では、全員正解などの特別な採点措置についての発表はありません。

これにより、私の自己採点は32点となり、合格基準点の30点をなんとか超えることができました!

正式な合格発表まではまだ分かりませんが、まずはホッとしています。

 


【2026年9月25日 追記】

2026年9月25日、全国通訳案内士試験の筆記試験結果が発表されました。

結果は、

無事、筆記試験通過!

でした。

今回、英語・日本地理・日本歴史は免除科目だったため、受験したのは、

「産業・経済・政治及び文化に関する一般常識」
「通訳案内の実務」

の2科目です。

自己採点では、

一般常識:40点/50点
通訳案内の実務:32点前後/50点

と予想していました。

特に「通訳案内の実務」は、合格ライン30点に対して本当にギリギリ。

しかも、試験後に各スクールが発表した解答速報では、問1について見解が分かれていました。

選択肢④を正解とするスクールもあれば、正解となり得る選択肢が複数あるため「不適切問題ではないか」とするスクールもあり、発表までは何とも落ち着かない状態でした。

私はこの問1で、

「通訳案内研修の受講義務を怠っても資格を取り消されることはないが、登録した都道府県より注意喚起が行われる」

という選択肢を読んだ瞬間、

「取り消されることはない、、、わけないやん」
「注意喚起、、、で済むわけないやん」

という感覚で④を選びました。

他の選択肢にも迷いましたが、最後は感覚でエイヤーと選んだ形です。

結果的には、この1問が合否を分ける可能性もありました。

まさに、

1問による運命の分かれ道。
1問を笑うものは1問に泣く。
1問の大切さ。

を実感する試験になりました。

正直なところ、今回はもっと余裕を持って合格するつもりでした。

しかし、実際には「通訳案内の実務」で選択肢の多い問題や〇×の組み合わせ問題が増え、想定以上に処理量が多く、時間配分にかなり苦労しました。

知識そのものだけでなく、

限られた時間の中で、正確に大量の情報を処理していく力

も必要だったと感じています。

一方で、過去5年分の問題について、単に正解を覚えるのではなく、

「なぜ正解なのか」
「なぜこの選択肢なのか」
「なぜ他の選択肢は不正解なのか」

を一つずつ確認しながら勉強してきたことは、間違いなく役に立ちました。

とにかく、これで一次試験は通過。

次はいよいよ二次試験です。

ここ2週間ほどは仕事がかなり忙しく、正直なところ二次試験の勉強はほとんど進められていませんでした。

そのため、合格発表を見てうれしい反面、

「あと2か月で間に合うのか?」

という不安もあります。

ただ、残された時間は約2か月。

すべてを網羅しようとするのではなく、富士山、温泉、京都、神社と寺、和食、寿司、東京観光、旅館・民宿、おもてなしなど、いくつかの大きなテーマを「柱」として準備し、そこから様々なテーマへ話を広げていく方法で対策を進めるつもりです。

プレゼンだけでなく、

・逐次通訳
・質疑応答
・外国人観光客からの質問や要望への対応
・トラブルやクレームへの実務的な対応

についても、できるだけ共通する「型」を作り、短期間でも対応できるようにしていきたいと思います。

一次試験を通過して、ようやく次のステージへ。

あと2か月。

ここまで来たら、二次試験も突破して、今年こそ全国通訳案内士試験に合格したいと思います。

次は二次試験。頑張ります!

 


【2026年度全国通訳案内士 試験スケジュール】
願書受付:2026年6月1日(月)~7月9日(木)
筆記試験:2026年8月16日(日)

筆記試験合格発表:2026年9月25日(金)
口述試験:2026年11月29日(日)
最終合格発表:2027年1月22日(金)
*最新の試験概要は日本政府観光局のサイト参照。

 


◇弊社事業と全国通訳案内士◇

ここ数年、弊社でもホテルを開発・所有したり、コンドミニアムを運営するなど、インバウンド関連事業部門の拡充を図ってきました。さらに東京の浅草では、2027年春開業を目指し新たなコンドミニアム開発にも着手しました。今後もインバウンド関連事業の割合が大きくなっていきます。全国通訳案内士試験の勉強を通じ、観光白書を読んだり、外国文化・宗教・習慣などを知ったり、日本文化を英語で紹介する機会が増えることは、弊社のインバウンド事業の戦略を考える上でも重要な視点を与えてくれると考えています。


 

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