8月21日の試験本番まで2週間を切ったので、いつもより早起きして毎朝勉強しています。
試験免除を利用し、今回受験するのは「一般常識」と「通訳案内の実務」の2科目のみ。今日は「一般常識」について書いてみたいと思います。
試験内容について、全国通訳案内士試験ガイドライン(一般常識)(2022年度)では下記のように規定されています。
試験は、現代の日本の産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わりを含む)のうち、外国人観光旅客の関心の強いものについての基礎的な知識(例えば、試験実施年度の前年度に発行された「観光白書」のうち、外国人観光旅客の誘客に効果的な主要施策及び旅行者の安全・安心確保に必要となる知識、並びに新聞(一般紙)の一面等で大きく取り上げられた時事問題等)を問うものとする。
「一般常識」では、仕事でも日常でも、教養として知っておいた方がよいレベルの知識が問われます。意外と知らない知識だったり、知っているようで知らない知識だったり、知ったつもりになっていたけど実は分かっていなかった知識だったり。常に変化し続ける知識と、歴史を重ねてきた結果、世の中に定着している知識の両方があります。
例えば、、、
・日本の総人口数は1億2,550万人
・65歳以上の人口割合は28.9%
・15歳未満の人口割合は11.8%
・2020年の出国日本人数は317万人
・濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」は、2022年米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞
・伝統的酒造りと書道は、登録無形文化財として登録されている
・訪日外国人が日本で最もやりたいことは「和食を食べること」
・2022年2月、藤井聡太氏が史上4人目となる五冠(王位・叡王・棋聖・竜王・王将)を最年少19歳6ヵ月で達成
・2021年11月、米大リーグのアメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)にエンゼルスの大谷翔平選出が選出
・衆議院の議員定数は、小選挙区289人+比例代表176人。参議院は、選挙区148人+比例代表100人
・中国・北京は、史上初めて夏と冬のオリンピックを開催した(夏:2018年、冬2022年)
・「中秋の名月」とは旧暦8月15日に出る月のことを指しており、満月とは限らない
・2021年10月ノーベル物理学賞を米国プリンストン大学の上級研究員の真鍋淑朗氏が受賞。ノーベル賞の日本人受賞者は29人、物理学賞では12人となった
・2021年9月1日、菅義偉首相が看板政策に掲げていたデジタル庁が発足
・2021年9月20日の敬老の日を前に、厚生労働省は国内に住む100歳以上の高齢者が前年より6,060人増えて8万6,510人となったと発表した。現在は大阪府柏原市在住の115歳の女性が日本最高齢
などなど。
他の科目と違って、最新の知識・常識が問われる問題も多く、過去問をやりながら傾向を掴みつつも、最新の情報を自分で収集しなければなりません。「観光白書」にも最新の情報・知識・常識が書かれていますが、勉強時間も限られている中、あまり読む気がしません。
そこで、ネットでいろいろと調べてみたら、通訳案内士試験対策スクール(ESDIC)の講座が何となく良さそうだったので申込むことにしました。講義で使用されていた最新テキストを読み、過去問に目を通し、適宜必要に応じて「観光白書」の該当箇所を斜め読む。試験まで残り2週間を切った今は、それらの作業を何度も何度も繰り返しています。
また、エクセルに数字やデータ、単語などをまとめて、直前でもざっと短時間で見直せるような資料も作成しています。
80%、90%、満点を狙いに行くのではなく、合格最低ギリギリライン60%を狙いに行く勉強戦略。観光白書はところどころ斜め読み程度で試験に臨むのはリスクが高いのかもしれません。でも、勉強時間が限られている状況においては効率的でもあります。吉と出るか凶と出るか、、、その結果は11月10日に。
【2022年度全国通訳案内士 試験スケジュール】
◇筆記試験:2022年8月21日(日)
◇筆記試験合格発表:2022年11月10日(木)
◇口述試験:2022年12月11日(日)
◇最終合格発表:2023年2月3日(金)
*詳細は日本政府観光局のサイト参照。