第1章 「自分で育つ人」になる
第2章 勝つということ
第3章 どうやって才能を育て、伸ばすのか
第4章 本物のリーダーとは
第5章 常勝チームの作り方
第6章 次世代リーダーの見つけ方、育て方
プロゴルファー松山英樹選手の著書『彼方への挑戦』の中で、著書『采配』のことが書かれていました。
『思うようにコンディションが整わなくても、結果を出さなくてはいけない。そんな折に心に響いたのが、選手としても監督としても大きな功績を残された、プロ野球の中日ドラゴンズ元監督の落合博満さんの著書『采配』(ダイヤモンド社)だった。同書にこんな一節がある。。。。』
松山英樹氏と落合博満氏とつながり。『彼方への挑戦』と『采配』のつながり。プロとして、戦い続け、戦い抜き、成績を残してきた2人が発信するメッセージ。
どうすれば成功するのか、どう生きたら幸せになれるのか、その答えがわかれば人生は簡単だ。しかし常に自分の進むべき道を探し求めること、すなわち自分の人生を「采配」することにこそ、人生の醍醐味があるのだと思う。
しかし、
どんな局面でも、「采配」というものは結果論で語られることが多い。采配の是非は、それがもたらした結果とともに、歴史が評価してくれるのではないか。ならばその場面に立ち会った者は、この瞬間に最善と思える決断をするしかない。
自分の頭で考え、行動し、その結果に対して、責任をとる。結果はすぐに出ることもあれば、長い時間をかけながら出る結果もある。結果への評価は、その時代時代によって変わる場合もある。それをも踏まえた結果への責任。
責任ある立場の人間が下す決断 - 采配の是非は、それがもたらした結果とともに、歴史が評価してくれるのではないか。ならばその場面に立ち会った者は、この瞬間に最善と思える決断をするしかない。そこがブレてはいけないおだと思う。
「こんな判断をしたら、周りから何と言われるだろう」
そうした邪念を振り払い、今、この一瞬に尽くす。監督の采配とは、ひと言でいえば、そういうものだと思う。
結果じゃなくてプロセスが大事、という考えや教えもある。逆に、プロセスは問われることなく何が何でも結果を出す、という考え方もある。
もしかして、結果につながらないプロセスは、そもそもプロセスですらないかもしれない。逆に、プロセスを無視して結果ばかりを追求し過ぎると、目先の結果に目がくらんでしまうかもしれないし、プロセス無視が常態化してしまって安定的な結果を出せない可能性もある。
結果とプロセスのバランスをうまくとりながら物事をすすめていくこと。それもまた「采配」によるところ。