「シェフ」と「ディナーラッシュ」(2014年&2000年アメリカ”料理”映画)

★「シェフ ~ 三ツ星フードトラック始めました」(2014年 アメリカ映画)

『アイアンマン』シリーズなどの監督で俳優のジョン・ファヴローがメガホンを取り、究極のサンドイッチを売る旅をする元一流レストランのシェフを演じるドラマ。店を辞め、偶然キューバサンドイッチと出会ったシェフが、フードトラックでサンドイッチを売りながら人生を取り戻していくプロセスを映す。(シネマトゥデイ「見どころ」抜粋)

★「ディナー・ラッシュ」(2000年 アメリカ映画)

レストラン「ジジーノ」を舞台に店のオーナーとシェフである息子の世代交代にまつわる確執と、この店に群がる人々の野心が交錯して起こるサスペンスタッチの人間ドラマ。「ジジーノ」はニューヨークに実在するレストランで監督のボブ・ジラルディの所有でもある。(シネマトゥデイ「見どころ」抜粋)

★感想

「シェフ」を観た後、心温かくほのぼの余韻に浸っていたら、数年前に観たことのある映画「ディナーラッシュ」を思い出しました。しかし、、、ストーリーがよく思い出せない。何となく印象に残っていたのは、美味しそうなイタリアン料理とジャズ、ラテン音楽、ニューヨーク。そして、慌ただしい厨房風景とギャングな風味。

ので、「シェフ」あとに続き、もう一度「ディナーラッシュ」を観ることにしました。これもある意味「食物」連鎖。

シェフが太陽なら、ディナーラッシュは月。

シェフが朗らかな笑顔なら、ディナーラッシュは片目閉じてニヤリ。

シェフがキューバンサンドイッチなら、ディナーラッシュはお洒落なイタリアン。

シェフが大空の下の大地なら、ディナーラッシュはNYトライベッカ。

まだまだ対照的なところは沢山あるけど、共通することは食、音楽、人間模様。

共通するところの1つとして、、、2000年制作の「ディナーラッシュ」も、それから14年後に制作された「シェフ」のどちらも「著名な飲食店ブロガー」がキーパーソンの一人として登場しているのが興味深い。「人間の欲望」を相手に商売する飲食店ブロガーは、形や性質を変えながら、これからも長生きしていく存在なんだろうな。

映画を観るだけでは食欲は満たされませんでしたが、「シェフ」と「ディナーラッシュ」の2本立てによって、私の食映画鑑賞満足度が満たされました。

ただ1つ。私は「シェフ」を観てから「ディナーラッシュ」を観ましたが、観る順番としては逆の方が良かった、かもしれません。

それぞれに美味しい2本の映画。お時間あればご賞味ください。

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