「〈勝負脳〉の鍛え方」林成之著

「〈勝負脳〉の鍛え方」(講談社現代新書)林成之著

序章   脳を知れば勝てる

第1章 脳はこんな働き方をしている

 1.「意識」「心」「記憶」は連動している

 2.イメージ記憶とは何か

 3.こうすれば頭はよくなる

第2章 これが勝負脳だ

 1.「心・技・体」の落とし穴

 2.勝負脳を全開させる9つの秘訣

 3.人間は勝負を通して成長する

第3章 「心・技・体」を科学する

 1.試合に勝つための「心」

 2.試合に勝つための「技」

 3.試合に勝つための「体」

 

コロナ禍中、テレビやネットを通じスポーツに触れる時間が以前に比べてかなり増えました。地上波や有料チャンネルで観戦する。ラジオで実況を聞く。ネットニュースや新聞でスポーツ記事を読む。そして書籍を通じてスポーツに触れる。

オリンピック・パラリンピック東京2020大会開催期間中の今。「勝負する」ということについて考えてみたいと思い、書庫から取り出し再読しました。

確かに、日常空間における勝負事として身近なものはスポーツだろうと思います。

「しかし、思い出してみて下さい。みなさんがまだ子供の頃、ともだちといろいろな遊びをしたと思います。腕相撲に指相撲、トランプ、かるた、おはじき、将棋や五目並べ、若い方々ならテレビゲームが主になるでしょうか。いずれにしても、皆さんの遊びの多くは「勝負」することで成り立っていたはずです。そして、みなさんが幼いときであればあるほど、つまり本能に忠実であればあるほど、ひたすら勝負に勝ちたい一心であの手この手と、相手の意表をつくような作戦を考えたのではないでしょうか。

これが勝負脳です。勝負に勝ちたいと願い、相手を上回る戦略をあれこれと考えることは、人間にそなわった本能のひとつなのです。そしてこの勝負脳は、みなさんのふだんの生活、仕事、あるいは勉強など、必ずやりとげなくてはならないことに立ち向かううえでも必要なものなのです。」

著者は脳外科医の立場で医科学的に脳機能に触れながら、強い勝負脳をつくること、そのために必要な心の機能を高める方法を説明しています。勝負脳を全開させ「勝利」を手にすること。

そこで、、、今の自分にとっての勝負事について考えてみました。

まずは運動/スポーツとも関連しますが、「減量」という勝負。

「減量の成功=勝利」。コロナ禍大きく体重が増え、体脂肪がアップしてしまった今のカラダを、加圧トレーニングの継続やジョギングを通じて絞り込んで、体重を落とすこと。

そして、「仕事」での勝負。

良い会社をつくること。良い人材を育成すること。その結果としての永続的な社会貢献ができる会社をつくること。それが今の私にとって、仕事での勝負に「勝つ」ということ。

次に、「勉強」での勝負。

勉強と言っても、学校の勉強からは遠い別世界を生きている今の私にとって、資格取得は「勝利」の定義となります。また、今回のように書籍を読んでブログで継続発信できれば、勉強での勝利の結果とも言えるかもしれません。

あと、「趣味」での勝負。

ゴルフのスコアアップや現在チャレンジ中のウクレレ演奏50ノックなどが該当するかもしれません。これが結構手ごわい相手なので、「勝利」に到達するにはまだまだ時間かかるでしょう。

そして勝利の近道のために、

「性格を明るくし、日常の行動では何事にも手を抜かず全力投球する、興味を持って好きになる、意欲と集中を高めることです。」

そう、大谷選手が笑顔で野球を楽しむように。

気兼ねなく仲間とゴルフしたり、家族みんなでスタジアムやアリーナに足を運んで安心してスポーツ観戦ができる日が早くやってくるのを心待ちにしながら、減量・仕事・勉強・趣味など私自身のフィールドで数々の勝負に挑んでいきたいと思います。